はい!

 9月はなんと2箇所も海外に行ってしまいました。
 まだとったばかりのパスポート、大活躍です。

 で、まずは9/15(土)~9/17(月・祝)、上海の巻です。

 ちなみにこれは旅行ではなく「出張」です。
 上司(中国、上海に詳しい)と一緒です。2人旅。
 自分の会社でやっている事業の上海公演の模様を可及的速やかに写真に収め、レポートを作成し偉い人に報告をする、というのが私に与えられたミッションです。
 
 (ただし、レポートは口頭でもいい為、上司にレポートはお任せし、私は写真撮影のみです。ある種フォトグラファー気分です。) 


 ■9/15(土)@成田空港
 9/15(土)のAM11時に成田空港集合でした。
 とはいえ、私は成田空港に行くのは初めて。もちろん海外も初めて。出張が決まったのは出発前の9/13(木)、極めつけは前日AM4時まで仕事をし、準備もままならないまま、いきなり成田に来い、というわけです。
 とりあえず身の回りのものをコロコロキャリーバックに搭載、カメラはデジタル一眼と念のためフィルムカメラをリュックに入れて2時間の睡眠の後、家を出た次第です。

 いや、空港ってのはおっきいもんだね。
 

 んで、チェックインや出国審査などを上司の手ほどきの下、着々と通過し、フライトまで免税店でビール!(仕事だけど、どうせ飛行機で寝ればいいやと思っていたので飲んでました。)

 飛行機は中国東方航空(MU)を利用した次第です。
 飛行機ってのもすごいね、ひっきりなしに飲み物だのメシだの出てくるですよ。エコノミーなのに。新幹線でいえば、まぁ普通車ですよ、禁煙の。
 およそ3時間くらいのフライトだと、逆に休みなしですわ。寝ようとするとCAのおねぇさんがカタコトの日本語で「飲み物はいかがでしょうか?」ときます。新幹線だと無愛想なのにね。で、勧められたならば私も男なので迷わず「ビール」と言いたいところですが、今回は仕事なのでオレンジジュースで我慢。周りを見るとビールを飲む人にはおつまみも配られるようで。いや~、飛行機はいいねぇ。新幹線なんかグリーン車ですら何も出ないってのに。

 ■上海到着
 現地に夕方5時ごろ到着。時差は1時間日本より遅れている。
 浦東国際空港からまずはホテルへ。
 タクシーで移動です。

 中国では日系のホテル、料理店以外では基本的に日本語は通じないし、英語も通じません。単語レベルで「OK」「ディスカウント」とか「ハウマッチ」くらいは通じますが、基本的に中国語以外NG。なんで、タクシーの運転手にはメモに行きたいホテル名を漢字で書いて渡します。我々もそうやってタクシーに乗り込みました。ちなみに初乗りは11元。1元=¥16くらいなので、初乗り¥180くらいです。やすい。

 上海のタクシーはね、ほんと「飛ばし屋」です。常に100kmオーバーで走り続けます。
 かつ、ガンガン抜き去っていく。F1のオンボードカメラみたいに右から左へ抜き去っていきます。タクシーのほとんどはワーゲンです。はえぇのなんの、ってすごい勢いですよ。こういうところでF1とか開催すると、ホント盛り上がると思うんだけどなぁ。(もうF1は開催してますが。来週か)
 あと、運転手もかなり適当です。スピード出したり抜き去ったりしながらケータイで電話。かつテープデッキからはしょぼ~い感じのハウスみたいなのが流れてます(しかもループ)。で、渋滞などにぶつかるといらいらするのかタバコを吸い始めます。火がつかなかったらしいので、ライターを貸してあげたくらいです。「謝々」と感謝されました。
 
  んで、空港から40kmくらいの上海中心部へ。ちなみに料金は150元くらい。40km走って¥2,000くらいです。タクシー万歳。
 ホテルに荷物を置いて、いざ仕事へ向かいます。

 ■上海ナイト
 ・・・んで、仕事終了。夜7時くらい。上司の案内で上海繁華街を練り歩きます。



(劇場の横を抜けいよいよ上海の繁華街へ)


(町の中央に位置する「人民広場」のモニュメント)


(サムスン、のネオンがグラデーション上に光って目立ちます。)


(ちょっと暗いですが、これが上海の繁華街。この写真より、イメージはもっときらびやかです。上海はなんかモヤのようなのがかかっている地域らしく、写真をとっても霧がかかったような感じになります)


(角に聳え立つ新世界ビル。これとは別に上海のオシャレスポット「新天地」ってのもあります)



(人が多いのも無視してズズイと進みます)


(観光ブックとかにありがちな写真ですが。。。実際に拡大してみるときれいなんですわ)



(ところ変わって、こちらは旧植民地時代に立てられた建造物が並ぶ地域。今は世界の大手銀行が入り、上海の金融街といった感じです。各ビルの一階にはアルマーニやDGなど世界ブランドがひしめいています。とても素敵な建物群と、横を高速で駆け抜ける車)


(夜景がきれいなことで有名な川辺にて記念撮影。いや、ちゃんと仕事できてますから)



 上海に行くまでは正直「いやー、なんだかんだ言ったって、東京とかに比べればぜんぜん発展途上でしょ?」とか思ってたんですけど、間違いでした。人口1700万人と高度成長を背景に(?)、その勢いたるやハンパない。ものすごく発展してます。
 度肝を抜かれましたよ。何がすごいって、まずもちろん人の数。いたるところ人だらけ。で、次にあつかましさ。日本人からすればよく言えば「アピール力ある」、悪く言えば「あつかましい」ってやつですが。ある種自己中心的な感じ、個人主義的な感じが自然と備わっているわけですよ。身をもってその雰囲気が感じらるんです。

 歩いているとお金を求めてくるホームレスも「ホレ入れろ、ヤレ入れろ」と中国語で、半ば「入れるのが当たり前でしょ」的なことを言いながら紙コップを僕らに向けてきます。新宿コマ劇前のようなところで平然と屋台を広げる露天商たち(明らかに邪魔)や、歩行者天国と思しき場所で強引にバイクで通行する一団。景色を撮ろうとカメラを向けてもお構いなしにその前を通る人々。挙句、道のど真ん中で突然しゃがみこんでおしっこし始める少女(家族連れのフツーの女の子ですよ!)、などなど、勢いたるや、もうね、呆れるとかそういうレベルじゃないんですよ。「あぁ~、こういうもんなのね」と、不機嫌になるとかそういう次元じゃなくて、すべてを飲み込ませてしまう状況なんです。


 で、初日は繁華街を練り歩いたあとはホテル近くの湖南料理のお店で辛いものを食べる→オシャレスポット「新天地」にて地元のライブハウスに突入・・・という流れでした。
 地元のライブハウスは、週末ということもあってかたいそうな盛り上がりでしたよ。
 やはり現地の言葉での歌がほとんどでしたが、ソウルやファンク、もちろんロックも入り込んでいるみたいでした。ただし、いかんせん中国人は「泣き」や「こてこての美メロ」が大好きのようで、サビをリピートするギターソロとかそういう曲が多い印象です。唯一知っている曲は「Lovin' You」のみ。週末ということもあって周りにはカップルも多かったからか、そういった配慮なのでしょうか。とにかく甘め、な感じでした。

 といったところで初日編終わり。
 次は上海2日目~3日目をレポート予定です。
 でわー。